キャンピングカーとサーフィンの日々

大阪サーファーのキャンピングカーとサーフィンの日々

骨から金属を抜く抜釘〔ばってい〕手術 極太筋金編

2008年9月30日 (火) 21:22 by 大阪サーファー

抜釘(ばってい)とは、文字通り釘を抜くと書きますが、管理人も1年近く筋金入りでした。その、長らく管理人の足に棲んでいた筋金を抜く手術を受けました。

ばってい手術

お持ち帰り用滅菌済筋金セット

今回は太いほう・・・というか、細かいねじまで、残り全部ですね。行う手術というか痛みは、入れるときと同じくらいでした。

管理人はただいま入院中(10/7退院) 特にケガしたとか、病気になった訳ではない。筋金入りの、その「筋金」を引っこ抜くため、入院中なのである、今回はMacとAIR-EDGEを持ち込みで。そういうわけで今回は、1年ぶりに病院から記事アップです。

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入院前夜はワケあって遅かった。疲れてた。そんな体を押して入院準備。そして定刻の朝10時に病院に到着し、入院手続きをして、ベッドに案内される。

3人の入院患者とともに病棟に移動する。管理人は一番入院患者らしくない、病棟まで院内を、ビーチサンダルでテケテケ歩いて入院するのも、筋金を抜くまでは健康なんだからあたりまえ。

ばってい

一週間ほどお世話になるベッド。

ばってい

遅いけど、インターネットもできて、まあまあの環境かも。携帯電波じゃなくてPHS(AIR-EDGE)なので、病院内でも使用OK。

入院時の一般検査を受けさせられる。心電図、血液 、レントゲン・・・。

そのあと病院内をブラブラして戻って来たら

ばってい

枕元にこんなものが貼られていた

ばってい

いきなり明日かいな ┐(’〜`;)┌ 別の病院に入院してたから短期決戦、しゃーないわ

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およそ1年前。管理人は、ハナゲ・チ○ゲ・・・いやワキゲ・・・じゃなかった若気の至りで、骨折してしまった。

かなり太い骨なので、相当な力が加わらないと、こうはならないらしい。交通事故等では粉状になる症例があるけど、こんな見事な切り口は、なかなか見られないらしい。

その際に、固定するための金属を、足の骨の中心部に挿入したのだ。ケンチキで食ったあとの鳥の骨を折ったら、中は空洞になっているのがわかると思うが、そこに金属が挿入され、横止めにタッピンねじで固定され1年間を過ごして来た。

レントゲン写真

太い骨、細い骨それぞれに、金属が入れられていた
p1099184.JPG

タッピンねじもしっかりと入ってました

鋼線固定 抜釘

まずは、細いほうを抜きました。

鋼線固定 抜釘 先端

先端は尖っています 手術でこの先端から押し込まれたわけ。

鋼線固定 抜釘 先端

レントゲンそのまんまやなあ。

太い金属だけの状態で、約1年が過ぎようとしていた。 8月終わり頃にレントゲンを撮ってもらうと・・・

ばってい

しっかりくっついてました。

ばってい

こんもり盛り上がってるじゃないですか。むしろ太くなってます。

しかし、困ったところもあって・・・

ばってい

上側のタッピンねじが、曲がっているのがわかりますか? 力が加わるうちに、 曲がってしまったようです。手術の際に、この部分がネックになるかもしれないとのこと。

  • 問題なく抜ければ・・・
    つまり、ねじ回しで抜ければ手術は30分くらいで終わるって。
  • ねじが折れてしまった場合(1)→残す
    筋金を抜き取ることができれば、残すかもしれない。抜くか残すか、そのときは相談するって。下半身麻酔だから、意識はあるけど、そんな相談されてもなあ・・・。
  • ねじが折れてしまった場合(2)→ムリヤリとる
    筋金を抜き取ることができない場合は、いろいろほじくって抜き取る作業が必要で、手術時間は4時間ぐらいかかるって。人体じゃなくたって、ねじが折れると抜くのが大変ですからね。5-56とかCRCじゃムリだわな

こんな話を聞かされると、痛そうじゃないですか。

さらに、先生からこんな話を聞かされる。

  • 金属を入れるとき→痛さへの心の準備OK
    骨折して金属を入れる手術とき、ケガをして以来、それまで経験して来た痛い骨折に比べれば 、痛さは緩和する方向のものであり、手術に臨む覚悟もできているからか、比較的痛さは少な目に感じるそうだ。真冬の日本海でサーフィンしたあと、ポリタンクの水が生暖かく感じるのと同じことか?(サーファー限定)
  • 金属を抜くとき→心の準備なし、いきなり痛い手術患者へ急転直下
    しかし、今回のように健康状態からいきなり金属を抜く手術を受けた場合、痛くない健康な状態から、いきなり痛い手術を受けることになり、抜いて楽になるとか、一度経験した手術よりも軽い手術であると思い込んでしまうものの、安穏とした日常生活から痛い手術患者に暴落するという、急転直下いきなりリーマンブラザーズ状態になるため、落差が激しく、痛がる人が多いらしい。食欲が落ちる人も珍しくないって。

こんな話を聞かされて、ブルーになる。先生は「あれ? 言ってなかったっけ? ○○島で頭がいっぱいで浮かれてたんじゃない?」だってさ。。゙(ノ><)ノ

そのあとはサイン攻め

手術承諾書

手術そのもの、麻酔、抗生剤・・・それぞれ合意事項が異なるためか、枚数が多い。医療訴訟が多いので、しょうがないですね。

手術承諾書

名前と住所を書くだけ。

がんばりや〜と、先生は去って行った。

そのあと、手術室の看護師がやってきて説明である。
前回と同じ、通り一遍の説明のあと、腰椎麻酔の説明を受ける。

腰椎麻酔説明

痛そうな説明書きである。写真がモノクロで、しかも画質が悪くて古代の刑罰イラスト風なところが、ますます恐怖感を駆り立てる説明書きである。

病院食

執行前の最後の食事。動物性のものと言えば、ちくわと、エビのふりかけだけ?  本当に質素である。ある意味、執行前の食事にはふさわしい。ちなみにこの食事区分「常食B」という、食事制限の無い18才から49才までの男性を対象とした、これでもトップクラスのボリュームとカロリー(1日2000カロリーくらい)のある食事区分なのである。(ちなみに一番ボリュームがある常食Aは、食べ盛り伸び盛りの中高生向け) しかし、高野山の宿坊でも、もう少し動物性のものが出るやろに。量はあるので、お腹は満たされますけど、物足りないねんな・・・。

夕食のあとは、明日のプレイのために、下剤服用である。

あっさり消灯時間の21時、早い。会社で残業していてもおかしくない時間だ。しかし怖くて寝れへんわ、マジで。夜中Macでインターネットを見たり、一部仕事をしたりして、眠気を待つ。

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手術日の朝、まずは浣腸プレイである。まな板ショー(手術)の最中に、失禁しないためだ。 看護師から浣腸プレイをヤられるんだから、マニアにとっては垂涎かもしれないが、管理人は苦手だ。

プレイ部屋(トイレ)に連行される。プレイ部屋は、介護・車いす用でかなり広いので、充分二人とも入れる。そして、ケツを出すと、何の確認もせずいきなりブスリ、さすが、見たくもないだろうが、覗き込まなくても黄門様の位置は熟知しているのだ。
はーい、ちゃんと入りましたから、これからうんちは可能な限りガマンしてくださいね〜って、こりゃまさにカストロ議長プレイ状態である。しかも、すぐにブリット出さないよう、同じトイレ内で看護師が少し見張るのだ。
ガマンしていると、少しずつ息が荒くなり、ついにはお産のビデオみたいに、もうあかん〜って叫ぶと、さすがに聞きたくないのか、トイレから出て行った。そのあとは、ラマーズ法は不要である。破裂音が響いた、恐らく前の廊下まで。

結局、ガマンした割には普通の朝と同じ、単に苦しかっただけの朝のトイレだった。

手術着に着替える。

手術着

この手術着、びんぼっちゃまのように、半分の服をマジックテープで固定している。あっさり脱がせやすいような構造になっている。

びんぼっちゃま   びんぼっちゃま

貧保耐三(びんぼ たいぞう) 通称「貧ぼっちゃま」(びんぼっちゃま)

この手術着も同じように、本当に前後2枚に別れているのだ。落ちぶれてスマン・・・

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そして手術までは点滴攻め。2本の針が刺さり、身動きが取れない。

いよいよ手術の時間になる。ビーチサンダルで、手術室に向かうのも変な感じ。手術室ゾーンに入り、無菌ゾーンに入る手前で、ビーチサンダルからおばちゃんサンダルに履き替え、第二手術室に入った。

階段を上って 自分でベッドに寝る。ベッドはやや小さめ。

さっそく横になり、エビのように丸くなれと言う。背中の背骨部分から、腰椎麻酔液を注射するのである。 注射針は太く、背骨の奥まで刺さなければならないので、かなり痛そう。

そういうわけで、まずはぶっとい腰椎麻酔注射が痛いので、そのための局所麻酔注射を何本も打ってもらう、そう、麻酔のために麻酔するのだ、それでもかなり痛いのだが。何度も「ギャー」「もう一本」「ギャー」を繰り返しているうちに、何も感じなくなってきた。そして背中から足にかけて生暖かくなって来て、麻酔は無事成功である。

麻酔が効くまで、ちょっとおやすみし、先生がすね毛を引っ張る。「痛くないかー?」「別にー」「ほんまに麻酔効いてるかわからんなー。骨折してたら、痛い骨をグリグリしてやりゃわかるんだが」だって。

「ほなやろかー」

いろいろな手術道具を用意しているようだが、聞き逃さなかった 「メス」 ・・・おおっ、ついに来たか。さっそく切っているようだが、麻酔ってすごい、何の感覚もない。

「ドライバー」おっ、まずはタッピンねじ4本を抜く工程ですね。

「うわーっ、やっぱり折れとるわ。残ってもうたわ」どうやら本当に折れていたらしい。

「ノミ」・・・削る気か?

30分後「あーっ、やっと取れた」無事、折れたねじのかけらも回収できたようだ 。

「よーし、太いの抜くぞ」

「カキーン」 ・・・金槌で叩く音がして、体に衝撃が響いた。入れるときもドリルで穴を拡げてから、この「カキーン」で埋め込んでいたけれど、今回も同じ工具なのか? 「カーン」「カーン」手術室に何度も響く。痛くはないけれど、全身の体の骨にも響く。少し全身がずり上がる感じ。整形外科手術って、大工さんや鉄工所と同じだわ、ほんまに。

2時間ほどの手術が終わった。今度はベッドに乗って、病棟へ戻って行く。手術室に入るときは歩いて来てベッドに乗ったが、帰りは手術室のベッドがそのまま動いて手術室をあとにした。天井が進行方向とは反対に流れながら、天井風景が変わって行く。普通のよくある天井(もやもやの毛が並んだやつね)になった頃には、手術室の末端に着き、病棟のベッドに移される。手術室側看護師3名、病棟側看護師3名の計6人がかりの女性が力を合わせて、ようやくベッドを移すことができた。動いてあげたいけれど、動けないんだから、落ちぶれてすまん。

HCU

病室ではなくHCUへ運ばれる
(HCU=ハイケアユニット、集中管理病棟、重症患者病棟)

午後からは麻酔も残っていたし、手術後は絶対安静なので、とりあえず寝た。しかし、夕方頃には麻酔が醒めて痛くなり、目も覚めた。

今夜はこのHCUで一夜をすごすとのことだったが、暗い雰囲気と、テレビが見れないし(ケータイもMacもダメ・・・当たり前か)気を紛らわせることができないので、一般病室に戻りたいとお願いすると、遠隔監視装置取り付けであっさりOK、そろそろ大手術の患者が戻って来るから、早く移動ということになった。

夕方、夕食は食べてもいいとのことで、痛いのをガマンしてムリヤリ食べる。24時間ぶりのメシうまい、食欲は復活した。

ばってい手術

手術当日は痛くて、こんな写真しか撮れなかった。

夜中痛くて眠れなかったが、テレビもケータイも本もあり、気がまぎれた。朝方少しだけ寝れたけど、病院の朝は早い、6時には照明が点灯する。

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翌朝、お持ち帰り用のお土産を渡される。

ばってい手術

結構長くて太い。これじゃ、空港でピンポーンと鳴ってもおかしくない太さ。

ばってい

このステンレス色の部品はエンドキャップ、抜き取るヒザの部分にフタしてたもの。

ばってい手術

タッピンねじが折れてますね。ちなみにねじ山は六角です。

ばってい

材質はチタン製だからね、固着物は錆じゃなくて、骨が金属の表面と同化しようとして付着したものだそうな。金属は、見た目はツルツルでも、電子顕微鏡レベルではザラザラだから、骨がざらざらに入り込んで完全に同化してしまうと、くっついて抜けなくなるって。手術では、ひざを開いてステンレスのエンドキャップを抜き、そこに同じサイズのねじを回し込んでメインの筋金を引き抜くのだが、たま〜に同化が激しくて、ネジ山が負けてつぶれることがあり、大手術になるらしい。そうならなくてよかったよかった。

痛いガーゼ交換
ベッドでボケッと時代劇の再放送(←入院娯楽の定番)を見ていたら、主治医じゃない若い医者と看護師軍団がやって来た。外科の先生が、手術痕の傷口へのガーゼ交換と消毒にやって来たことに気付くには、少し時間を要した。

手術の最後に縫合した部分を止血するため、かなり強力な粘着テープで固定していたようで、剥がすとき「うぎゃあ~~~」と病棟に響いた。手術から一日しか過ぎていない腫れている足・・・ちょうど日焼けでヒリヒリのような状態に対して、すね毛が無くなるくらいの粘着テープを何枚も剥がす訳だから、すね毛が抜けるのと縫い目が引っ張られる相乗効果で、久しぶりに喉が枯れるくらい叫んだ。ダチョウ倶楽部ならおいしいところだろうが。明日も来るってさ。

そのあとも相変わらず点滴地獄、もう二度とアホなことはするまいと、瞬間的にそのときだけ心に誓った。

いよいよ二足歩行へ

ばってい手術 リハビリ

歩行器で、二足歩行できるようになりました。(10/9)

歩行器の構造は、赤ちゃん用の歩行器と同じだけど、自転車みたいにワイヤーブレーキがついています。この歩行器、リハビリ効果絶大です、昨日の自分とは全然違う。通りかかる看護師が、がんばれと声をかけてくれるが、もう少し若い看護師ほうがええなあとは、言わないでおこう。「足下が夏やね〜」という看護師も。

退院許可出ず
週末に帰ろうと思っていたが、抜糸までいろと先生は言う。ヒマな週末になりそうだ。仕事もヤバいし。

松葉杖に転向10/6

松葉杖

やっと松葉杖の許可がでました。今回は骨折してないので楽勝です。 肉や皮は痛いけど、骨は痛くないですから。

ついでに退院許可も出ました・・・っつーか、仕事でケツに火がついてえらいことになっているので・・・。抜糸までは入浴禁止=サーフィン禁止だって。誰が杖ついてサーフィンするねん、しかし。

しかし、この先生、ある意味赤ひげ先生的でしたが、バッサリ骨折し紹介状を持ってやってきた痛がりの管理人を、最初から最後まで看取っていただいて、本当に感謝しています。オッさんが、アホな処女みたいに「痛くしないでね」と言っても、相当困ったことでしょうが、麻酔は大サービスしてくれました。

2008/10/15

病院

抜糸のために病院へ。骨折日記も、今日の抜糸でいよいよ最終章。

まずは、粘着テープはがしで「ギャー」 退院以来一週間も貼っていたので、スネ毛との密着度が高い。

そして、患部を消毒して、抜糸へ。

サーファー先生
「いや~、日焼けで黒い糸が見えへんから肉を切りそうやわ~」

そんな冗談を言いながらも、マジで肉を切らないように、糸を引っ張ると「ウギギ~」これまた痛いっ!極太筋金抜き穴(ひざ)8針、タッピンねじ抜き穴2針×4箇所、折れたタッピンねじ救出穴5針・・・、かれこれ「ウギ~」を20回以上、痛かった、長かったけど、これで終わり。

抜糸

最後に念のためレントゲン。極太筋金の補強が無くなり、どこかのマンションみたいに強度が弱くなっているので、いきなり歩いてヒビが入る人もたまにいるらしいが、異常ナシ。

ばってい 抜糸 レントゲン

しかし、極太筋金やタッピンネジのあとがクッキリ見える。一ヶ月くらいで埋まり、強度も元に戻るが、それでも骨密度が異なるので、跡形が数年は影のように写るらしい。

入浴・海水浴は明日から、力が加わるサーフィンは一ヶ月後許可。うーん、今週末に海に行っても、しばらくパドリングだけなのね。別の遊びをしよっかな。

2008/10/23

少し歩けるようになった。そろそろ大袈裟な松葉杖を卒業し、簡易な杖にチェンジしたい。
半年前、骨折が落ち着いた頃に、一本杖を福祉ショップや登山店で物色したことがあるが、意外と高価で断念し、松葉杖を続けたことがある。

しかし、半年で時代は変わっていた。

杖

会社をサボって、船場のダイソーで物色していたら、写真の杖を発見。300円くらいか? それでも一割以下である、安いかも! ・・・と思ったら・・・そう、百円なのだ。

レジに行ってみる。杖と他の商品をレジ台の上に置いたら、一つ分少ない合計金額だった。レジのお姉さんは、杖を商品ではなく、私物と思ったらしい。
「これも商品やで」と言うと、
「え〜っ、レジを通すの初めてです! 何円の商品ですかね〜」
細い杖なので、ラベルが小さいが・・・
「立派だけど、何も書いてないから百円みたいですね〜、だいたい勘でわかるんですけどね〜」

今週末はこの杖で、讃岐うどんオフ会下見オフに出掛けよう

杖

写真は、杖を持ち帰る曲者。修学旅行で木刀をパチる学生でもない。

杖

ハタ坊ではない。こうやってもって帰るしかないのだから。

(おしまい)←続編やだよ

大阪サーファーの今日の結果!

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